歯科薬理学
学科目紹介
薬理学は生理学、生化学、解剖学、組織学を基礎とした薬物の生体に対する作用について研究する学問です。病態制御学分野では加齢に伴う様々な弊害を薬理学的に解明し、安全な治療法の開発を目指しています。今日歯科医師は口腔領域のみならず、全身性疾患にも目を向ける必要に迫られております。様々な学問領域の成果を踏まえ分子生物学的手法を駆使した研究を行っております。
主な研究内容
現在進めている具体的研究テーマ
- がん薬物療法における分子標的治療薬耐性の分子機構の解明
- アラニンラセマーゼを標的とした抗菌薬に関する研究
- 異性体化アスパラギン残基の脱アミド化を指標とした加齢に関する研究
- 遊離型D-体アミノ酸の末梢神経障害保護・腎保護作用に関する研究
- 味覚受容体の分子遺伝学的解析
- メラトニン受容体の分子遺伝学的解析
学生へのメッセージ
薬理学の分野は守備範囲が広く、薬の作用だけではなく病態を解明して、治療に結びつく研究を行っています。大学院での研究に関わった経験は大学院終了後も、臨床や基礎の現場で役に立ちます。新しい発見の喜び共有してみませんか？
- 問い合わせ先：薬理学講座 病態制御学分野（内線5810） 小笠原 正人 ogmasajn@iwate-med.ac.jp
