教養教育センター案内
学部の垣根を乗り越えて、多職種連携教育推進や、大学全体の教育改善活動をマネージメントする部署が全学教育推進機構です。教養教育センターは、その機構の中に位置づけられ、専門教育への円滑な橋渡しのための準備教育、医療人として(何より社会人として)の深い教養と人間性を育むリベラルアーツ教育、そして地球規模で活動する医療人を目指すための外国語・国際文化教育を三本柱とした幅広い教育を実践しています。本学の教育理念である医・歯・薬・看護四学部の連携教育を織り上げるのが教養教育センターの任務です。
教養教育センター長 松政 正俊
本学の建学の精神である「医療人たる前に、誠の人間たれ」を土台として医療の専門性を身に付けていくために、医・歯・薬・看護四学部が共に学び、考える教 養科目を多く開講しています。併せて、問題基盤型学習(Problem Based Learning)で実際の医療現場で必要な多職種連携の意識を養い、患者さんと共に生きる医療を展開できる礎となる教育を行います。
医・歯・薬・看護それぞれの専門を究めるためには、基礎となる学問、例えば数学、物理学、化学、生物学等を学び、知識の修得とともに、科学的に物事を捉え考える力を養う必要があります。初年次には、得意分野への理解を一層深め、不得意な分野を克服できるようサポートし、より専門的な科目への導入を図ります。
- 情報関連の教育の重要性がますます高まる現在、本学では情報リテラシー教育を全学部で行っています。ほか、1学年全学生がWordによる文書作成、Excelによる表計算・グラフやデータベースの製作、PowerPointによるプレゼンテーション用スライドの作成、インターネットによる情報検索といった実践的なコンピュータの操作方法を学習します。
- 実践的な力を身に付けるために「話す」「聴く」「読む」「書く」の4つの技能の修得に重点を置いた外国語教育を行っています。ネイティブスピーカーを交えた講師陣が密接に協力し、問診、薬の説明、病院案内などから、論文の読み書きや口頭発表に至る医療人に必要とされる実践的なスキルを少人数制の授業で養います。