歯学部案内

1965年に東北・北海道で最初の私立歯科医育機関として設置認可されて以来、岩手医科大学の建学の精神である「誠の人間の育成」を実践しながら、人を思いやる心や健全な視点を持ち合わせた歯科医師育成に取り組んできました。医学部・薬学部を擁する大学の特徴を活かした隣接医学の推進、歯科・口腔領域への薬学的アプローチなど医歯薬統合に基づく幅広い知識や技術の向上が期待されています。
また現在歯学部の改革プロジェクトが進行中であり、日本国内はもとより世界で活躍できる歯科医師の育成を目指しております。(詳細はこちらから)
歯学部長 三浦 廣行
[口腔保健育成学講座 歯科矯正学分野]
探求への視点と提言


- 歯科医師には生涯学習が必要であり、6年間だけで教育が終了するものではありません。そのためには、能動的に学習する態度や能力を学生の間に身につけておく必要があります。問題解決型学習は、学生が自ら課題を見つけ、解答を探し、学んだことを発表する過程において、新しい分野を自らの力で切り開く能力を養う学習方法です。クラスを6名ずつの小グループに分け、各グループを担当する一人のテューター(教員)と共に、各学年に適した学習テーマに取り組みます。


- 双方向型のマルチメディア教育システムを導入。デジタル化した教材を学生へ配信、教員へのリポート送信、そして自己学習の際のフリーアクセスなどが可能です。実習机には、臨床をシミュレートしてマネキンを装着した診療ユニットを設置。三次元形状計測装置や切削圧感知センサーも備わっています。


- 先進歯科医療研究センターで行うプロジェクトは診断法、治療法、材料に関することなど多彩です。一連の成果は教育にフィードバックされ、学生は、より新しい情報を吸収できます。また臨床実習の一環に内科学が加えられ、診療アプローチや治療方針の立て方、基礎的な手技を学べます。


- 歯内療法学・歯周病学・口腔外科学・小児歯科学ほか、臨床歯科医学に関する多様な専門科目が開講される4年次。その学年末には、臨床実習を行うための知識・問題解決能力・臨床推論における到達度を評価するのが「CBT」。また模擬患者やシミュレーターのある試験室で医療面接・身体診察・検査・治療手技を行うのが「OSCE」です。臨床へのハードル突破に向け、厚いサポートが行われます。


- 医学部の講座と連携して推進される隣接医学(5年次)も、カリキュラムの大きな特色です。社会系・内科系が法医学・小児医学科・皮膚医学科・神経精神科学・臨床検査医学。そして外科系が、整形外科科学・産婦人科学・耳鼻咽喉科学・眼科学・泌尿器科学という科目構成です。臨床歯科医学と各科との関連性を軸に学ぶことで、より奥行きのある知識や考え方が得られます。また薬学部の誕生を期に、医療薬学の知見と歯科医学教育の融合が図られようとしています。
カリキュラム
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1学年から3学年まで一般教育科目を学び、将来、歯科医師として要求される人との深い共感や思いやり、自然に対する正しい認識、健全な判断力などを養います。また、これらと並行して、1学年では歯科医学総論、病院見学実習、看護・介護体験実習など専門教育科目も始まります。
2学年から3学年までに解剖学など基礎歯科医学の授業を開講。3学年になると臨床歯科医学も始まり、4学年まで続きます。この間、少人数制で自学自習する能力を養うためのチュートリアルアワーが実施されます。
4学年の期末には共用試験を経て、5学年から始まる参加型臨床実習を行い得るかについて評価します。また5学年では本学の特性を生かした多くの隣接医学の講義が展開される他、既存の講座の範疇を超えたテーマ別総合講義が行われます。5学年後半からは臨床実習が始まり、6学年の中盤まで患者さまと相対する実習が行われます。その後は、6年間で学んだ知識と技術の総復習を行い、国家試験に臨みます。
国家試験に合格した後は、歯科医師免許を取得し、1年間の臨床研修歯科医師を経て臨床、研究の研鑚へとそれぞれの道が広がります。
- ■歯学部歯学科の履修体系





