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内科学講座(循環器内科分野)

講座・分野紹介

当科は、心臓血管外科や多職種と連携して『ハートチーム』で日々の診療や研究に従事しています。動脈硬化疾患(虚血性心疾患や末梢血管疾患)や構造的心疾患に対するインターベンション治療や不整脈に対するカテーテルアブレーション・デバイス治療など多岐にわたる心臓・血管疾患を対象とし、救急から慢性期に至るまで様々な状況の患者様を診療しています。この様な場面で活躍できる内科医を育成するため、循環器を専門としながら幅広い診療能力と研究マインドをもつ医師の育成を目標としています。

当課は心血管リサーチセンターを設置しており、複数の多施設共同臨床試験を主導、もしくは解析しています。また、今まで蓄積されているデータから循環器系疾患の病態解析とその制御・治療・予防に関する研究もしています。大学院生には複数の指導医が研究の指導にあたっており、国内外の学会や科学誌での多数の発表実績があります。

主な研究内容

患者さんを診ながら研究します。ヒトを対象とした研究(いわゆる臨床研究や疫学研究)が中心です。

◇虚血性心臓病の診断と治療

・ステントや新規デバイスなどのインターベンションの臨床研究

・冠動脈イメージングなどの新規モダリティに対する検討

◇光干渉断層法の全国コアラボ解析受託

・各種多施設共同研究の計画・参画

・岩手県の急性冠症候群登録事業推進;ACSレジストリーの構築

・心筋梗塞症の成因や合併症に関する治療や予後の研究

・動脈硬化の成因と治療に関する分子生物学的研究

◇構造的心疾患(Structure Heart Disease)に対するカテーテル治療の研究:心臓弁膜症・成人先天性心疾患のカテーテル治療の研究、心房細動の左心耳の画像化の研究、診断治療用ソフトウエアの開発

◇心疾患に対する分子生物的研究

いわて東北メディカルメガバンク機構と共同での、動脈硬化や虚血性心疾患、心筋症・弁膜症などの成因や治療に関する分子生物学的研究

◇不整脈疾患の登録研究

◇心不全の病態の解明 ・重症心不全管理と塩分管理の手法確立

◇地域住民を対象とした循環器疾患の発症やその予防に関するコホート研究

◇運動療法・リハビリテーションの臨床研究

 

循環器内科1循環器内科2

循環器内科3循環器内科4

学生へのメッセージ

岩手医科大学の循環器内科は、あらゆる超最新医療を網羅する、国内でも希有な臨床能力を有する診療科です。冠動脈・構造的心疾患インターベンション、不整脈アブレーション、大動脈・血管、心不全・心筋症、運動リハビリテーション、心臓超音波、心臓CT/MRIに関する研究が可能であり、学生の希望に基づいて研究テーマを設定しております。学位・博士号のみならず、循環器系の専門医を取得するための要件満たしており、資格取得に対する支援も積極的に行っています。臨床、研究、資格取得を両立したい医師を全国から募っておりますので、是非我々のプログラムに参加してみませんか?