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情報科学科(医用工学分野)

講座・分野紹介

当教室の研究テーマは生体のゆらぎ信号処理です。生体ゆらぎは中枢神経や血中化学物質による生体調節から生じるので、生体の生理学的な挙動や臨床的な治療効果を評価するのに有効です。当教室が開発した心電信号の多重ゆらぎ解析器は心筋興奮・換気・静脈還流として心肺機能の臨床応用研究を希望する学生に有効です。遠隔計測ができるので、同一患者を長期間フォローする研究に適しています。

主な研究内容

心電図といえば心筋興奮異常を知るための検査ですが、多重ゆらぎ解析によって、心筋興奮と換気と肺気量や静脈還流量の3種類のゆらぎ信号に分離できます。多導出の心電図解析から導かれた換気の胸郭分布では、心電図の電気軸と同様に換気の電気軸を導くと正常肺では右後方に換気しますが、痰吸引の必要な患者では正常と換気分布の方向が異なることや、痰吸引処置で変化することがわかります。心拍ゆらぎ(vHRV)と換気、換気ゆらぎ(vRRV)と換気(VT)の相互関連では、換気周期に同期して心拍も換気もゆらぎますが、換気は呼吸位相(呼息・吸息)周期でゆらぎ、それぞれの固有な調節を直接的に観測できます。

学生へのメッセージ

プログラムやネットワークに関心があり、本格的に信号処理を研究したい学生は大いに歓迎します。臨床応用の研究を希望する学生では、期待した解析にフィットする機器かどうかを教室に来て確かめて下さい。