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地域医療学

講座・分野紹介

地域医療学とは・・・

地域医療学の人材育成の基本理念は、地域の医療ニーズを探求し、問題の克服に貢献できる人材を育成することにある。近年の地域医療のニーズは高度化、多様化しており高度先進医療を全ての地域に提供するには矛盾も存在している。一方では情報伝達技術の進歩が著しく、都市と地域の格差が縮小可能な分野が広がっている。
本コースでは、最新の情報処理技術を用いて地域の第一線においても、最新・最先端の地域医療の実践ができる人材を育成することを目標としている。

◇疫学(衛生学公衆衛生学講座)
疫学・臨床疫学の知識を有し、自ら疫学研究および臨床疫学研究計画を立案し、リスクを評価し、予防・治療の効果を証明することができること。

◇遠隔病理診断学(先進機能病理学分野)
医療情報学、特に遠隔病理診断(テレパソロジー)システムの開発を民間企業と共同で行い、その結果の普及を国策に基づいて遂行できること。

主な研究内容

◇循環器疾患・悪性新生物の疫学研究
◇骨粗鬆症の疫学研究
◇自殺予防の疫学研究
◇遠隔病理診断(テレパソロジー)の発展と普 及に関する研究

◇遠隔病理診断の発展と普及に関する研究
最近の情報機器(IT)の発展は遠方にいながらにして伝送された顕微鏡画像を観察することによって手術中でも良悪や腫瘍の転移の判定、切除範囲の決定を可能にした。この遠隔病理診断(テレパソロジー)の発展については単に医師不足をIT機器で補うだけでなく、インフラの問題、機器やソフトの開発、情報学のなかの医療、医療と他分野との連携など多くの学問的テーマを含んでいる。地域医療学

学生へのメッセージ

EBMが叫ばれて久しいが、その普及は必ずしも十分とはいえない。エビデンスのレベルについての明確な認識は研究者に不可欠な要素となっている。将来地域で最新の研究に加わりながら地域医療を実践したいと考える諸君の積極的な参加を期待しています。