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内科学講座(神経内科・老年科分野)

講座・分野紹介

当分野の主要研究テーマは、神経系の構造と機能、神経疾患の病態と治療です。最近の知識と技術をもとに掘り下げた研究を行い、その成果を教育と診療に反映させています。高齢化社会を迎え、脳卒中、認知症疾患の分子生物学的、生理学的研究に特に力を注いでいます。

また、高度な専門知識が必要とされる日本神経学会認定専門医の育成にも力を入れており、県内各地の基幹病院に神経内科医を派遣し地域医療にも大きく貢献してきました。少子高齢化によってもたらされる日本のこれからの医療とこれまで当講座が実践してきた地域医療には共通点が多く、当分野はこれからの日本の医療のオピニオンリーダーとして活躍していきたいと考えています。

○教育

早い段階で診療研究参加を奨励し「自分で考え行動する」意識を呼び戻す。内科全般の広い知識と神経内科の専門的知識を兼ね備えたオールラウンドな医師、チーム医療を行っていく上で必要な全人格的な医師を育成する。国際的に活躍できる医師の育成を目的として海外留学、海外発表、外国人講演会の出席を奨励する。

○診療

技術革新に常に目を向け、他科にも信頼される医療水準を保つ。同時に他科との協力による治療体制を作る。

○研究

臨床研究では関連病院を含めた共同研究網を作り、各々の分野に共同研究班を作って学外からも研究参加を促す。基礎研究では基礎教室や学外研究機関との交流により分野横断型の研究を奨励する。

主な研究内容

◇主な神経内科疾患の診断・治療と研究

(脳血管障害,認知症,パーキンソン病, 変性疾患等)

◇神経免疫学(重症筋無力症、多発性硬化症など)

◇頭痛の臨床的研究

◇臨床統計学、疫学、重症度評価スケール

◇基礎医学教室との共同研究プロジェクト

学生へのメッセージ

「すべての科学的研究はベッドサイドの臨床から」の信念で臨床での実践をもとにしたアイデアで研究を行うことを中心にしています。また、研究は科学者にとって国境のない世界共通のコミュニケーションツールであり、国内外への留学も積極的に行える環境です。