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内科学講座(血液腫瘍内科分野)

講座・分野紹介

当分野では、臨床分野においては、血液疾患に対し最新の知見に基づき、最先端の薬物療法や移植療法を取り込んだ集学的治療を行っています。研究分野においても、臨床に基づいた基礎的研究・集学的臨床研究を行っています。

主な研究内容

血液に関する自分の好きなテーマが選べます。

◇白血病の化学療法・造血幹細胞移植に関する臨床研究

◇造血特に巨核球・血小板造血の調節機構の解明

◇抗がん剤の作用機序・耐性機序の解明

◇骨髄異形成症候群などの無効造血に関する研究

◇アポトーシス分子を標的とした白血病治療の研究

◇新規分子標的薬開発に関する基礎研究

◇多発性骨髄腫の治療に関する基礎および臨床研究

◇抗生剤・抗癌剤のPK/PD研究

◇二重特異抗体やCAR-T療法の耐性克服に関する研究

◇分子標的薬による心筋障害早期検出法の研究

pick up

慢性骨髄性白血病治療の効果予測評価法の開発

  チロシンキナーゼ阻害薬により治療成績は飛躍的に向上しています。一方、より高い効果と副作用を減らすための治療戦略が求められています。当科では、症例ごとに詳細な薬物動態解析や細胞内シグナル分子を評価する新しい薬力学測定法を開発して、治療の効果予測が可能であることを明らかにしています。

◇巨核球・血小板造血の調節機構の解明血液内科

巨核球から胞体突起が形成され、小腫瘤状の血小板が産生されることを明らかにしました。新たなin vivoイメージング法を開発し、血小板産生モデルを提唱しており、世界から注目されています。

学生へのメッセージ

血液病学は、基礎から臨床、臨床から基礎へと縦横無尽に展開できるダイナミックな学問であり、多くの若い研究者、臨床医の知的好奇心を満足できるものと考えています。是非皆さんのご入学をお待ちしております。