微生物学講座(感染症学・免疫学分野)
講座・分野紹介
本講座は細菌学講座として発足し、主に細菌とウィルスを対象とした微生物学と免疫学を研究してきました。講座改変に伴い、名称が微生物学講座感染症学・免疫学分野となりましたが、発足以来の伝統を受け継いで今日に至っています。
主な研究内容
◇インフルエンザウイルスの増殖機構の解析:
インフルエンザウィルスの遺伝子や蛋白がウィルスの増殖においてどのような役割を果たしているのかを組換えウィルスを用いて研究しています。
◇抗体が示す病原性の研究:
宿主交差反応する抗インフルエンザウィルス抗体の病原体を解析しています。
◇ワクチンアジュバントの研究:
粘膜ワクチン(ワクチンを粘膜に投与し防御効果を得る方法)のための、効果的なアジュバントを開発しています。
◇がんの新規治療法の研究:
産婦人科学と共同で、子宮頸がんに対する新規治療法開発のための基礎研究を行っています。
学生へのメッセージ
当分野の特徴は、感染症を多面的に研究できる態勢が整っている点です。微生物学と免疫学のそれぞれの面から感染現象を観察することは、臨床の現場においても大いに役立つはずです。熱意ある皆さんと共に勉強できることを期待しています!