ゲノム解析・分子探索医学
講座・分野紹介
現代の医学研究は、もはや特定の領域の知識や手法だけでは解決できなくなっています。ゲノム解析・分子探索医学では、いわゆるオミックス解析(ゲノム、トランスクリプトーム、プロテオーム、リボグノーム、メタボローム)と呼ばれる、一連の網羅的解析技術を駆使し、生体の機能疾病の本質に迫る研究分野です。
主な研究内容
研究分野は、各論として「分子発生学」、「疾病モデル・遺伝子改変動物分析学」、「疾病分子遺伝学」、「生理機能関連物質分子探索医学」、「病態関連標的分子探索医学」、「オーダーメイド治療医学分野」に分かれています。これらの分野では、講座あるいは分野横断的に、皆さまの研究テーマを支援する仕組みができあがっています。
研究内容は、ゼブラフィッシュを用いた血管系の発生研究や、細胞生物学的研究手法を駆使した細胞機能の解析研究、最新鋭の蛋白解析機器を用いたプロテオーム解析や、人体材料を用いた遺伝素因の解析研究などが展開されています。この研究領域からは、過去5年間で25名の学位論文が発表されています。平成21年度からは、さらに歯学部や薬学部との連携を深め、新たな研究領域の創成も目指しています。
学生へのメッセージ
幅広い知識と技能を身につけたいあなたに、融合領域医学分野で学ぶことをお勧めします。