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歯科内科学

学科目紹介

高齢化社会に特有な口腔機能と全身疾患の関連について理解するために、嚥下と食道運動機能のメカニズムやPg菌と疾患発生の関与について研究を行っている。

主な研究内容

  1. 歯科医療に関わる消化器疾患-嚥下と食道運動機能に関する研究
    高解像度食道内圧検査 (High-resolution manometry:HRM)を用いて嚥下機能と食道運動機能の関係を明らかにする(図1)。
  2. 歯周病原菌P. gingivalis (Pg 菌)と非アルコール性脂肪肝(NAFLD)および膵臓癌に関する研究。
    ①口腔-肝の臓器連関によるNAFLD病態形成を標的としたカルノシン酸 (CA)(図2)の作用機構の解明に関する研究。
    Pg 菌を起因とするNAFLDの発症および進展に対する影響及び作用機序について明らかにし、歯周病原菌に対して抗菌作用を有するCAの口腔細菌を起因とするNAFLDの発症および進展に対する影響及び作用機序について検討する。
    ②Pg 菌をターゲットとする膵臓癌早期診断マーカーの開発に関する研究。
    口腔細菌と膵臓癌の関連(図3)についてのメカニズムを明らかにし、Pg 菌をターゲットとする膵臓癌の早期診断マーカーの開発を目的とする。

・図1             ・図2               ・図3

学生へのメッセージ

内科学の立場からみた口腔・歯科領域の関係について共に勉強し、海外に通用する研究者育成を心掛けたいと思っています。