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医歯薬総合研究所(腫瘍生物学研究部門) 

部門紹介

私たちは、悪性腫瘍の生物学的特性に関与する分子機構を解明し、新規診断法や分子標的治療薬の開発に役立てる研究を展開しています。近い将来、岩手医科大学発の「がん治療薬」を開発し、ベンチャー企業の立ち上げを企んでいます。基礎研究だけでなく、実学のバイオロージーを目指す講座です。特に、エピジェネティクス研究には定評があり、最近では翻訳後修飾関与分子に関連して、ケミカルゲノミクスによる創薬研究を展開しています。

主な研究内容

遺伝子の主要な制御機構にエピジェネティクスがある。このエピジェネティクスを制御蛋白する、ヒストンディアセチラーゼ(HDACs)があります。我々は、このHDACsと相互作用する蛋白質NACC1を発見しました。この蛋白質は翻訳後修飾を受け、複数のエフェクター蛋白質の機能発現に関与していることが明らかになりました。現在までに、この蛋白質はSUMO化を受け、①分子シャペロンとして働くHSP90と相互作用し、乳癌のがん遺伝子産物であるHER2/ERBB2の分解・再利用の機構を制御すること、②細胞連分子のアセチル化に関与するHDAC6との相互作用を介して、腫瘍細胞の運動能の獲得に影響していること、③急性白血病関連蛋白質のPMLと相互作用し、核内のクロマチン再構成の機構に関与する事を明らかにしました。現在は、この相互作用部分のX線構造解析から、アゴニスト・アンタゴニストのデザインを行っています。腫瘍生物

学生へのメッセージ

分野はできたばかりで間もないのですが、5名の大学院生が在籍しています。スタッフも優しい人ばかりなので、全く知識のない人もすぐに研究が開始できます。一緒に研究をしてみませんか。

今後の研究テーマ:non-coding RNAによる化学療法剤の感受性制御