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泌尿器科学講座

講座・分野紹介

泌尿器悪性腫瘍、排尿障害、尿路結石症、尿路感染症、小児および女性泌尿器疾患、男性不妊、血液浄化、腎移植などに関する基礎および臨床研究に取り組んでいます。最先端のゲノム遺伝子研究、リキッドバイオプシー、新たなロボット手術の研究など、臨床に還元することを目標として様々な医学研究を行っています。

主な研究内容

基礎研究

◇全ゲノム解析による泌尿器癌の発症・進展の解明

◇多重免疫染色による癌免疫機構の解明

◇リキッドバイオプシーを用いた泌尿器癌の遺伝子変異解析

◇腎移植後の拒絶反応の解明

◇血液透析におけるアルブミン結合尿毒素の解析

 

臨床研究

◇腹腔鏡およびロボット手術に関する臨床研究

◇男性不妊、排尿障害、女性泌尿器疾患に対するQOL解析

◇血液透析患者の疫学研究

*学内外の施設と積極的に共同研究を行っています
~術前化学療法を行った膀胱癌における腫瘍微小免疫環境~
治療前の組織を用いた蛍光多重免疫染色により、腫瘍微小環境における各免疫担当細胞の発現解析を行った結果、腫瘍上のCD204+細胞、CD8+T細胞の発現が術前化学療法の治療効果と予後に相関することを明らかにしました(Ikarashi D, Br J Cancer. 2022)。

学生へのメッセージ

泌尿器科は内科的知識と外科的技術を融合し、診断から治療まで一貫して行います。大学院では臨床で生じる様々な疑問を契機として、原因を探究し解明することを目標としています。また、学位のみならず専門医も取得できるキャリアプランを準備しています。リサーチマインドも有した若い泌尿器科医の育成に向けて講座全体でサポートしていきます。