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心臓血管外科学講座

講座・分野紹介

当分野は、心臓、血管疾患を専門に扱う講座です。

疾患は、虚血性心疾患、弁膜症、大血管疾患、先天性心疾患、末梢血管疾患と非常に多岐にわたり、またそれぞれの疾患の病態も千差万別であります。我々は、教室の目標をRESPECT: Responsibility, Effectiveness, Skill, Professionalism, Efficiency, Customer Satisfaction, Team Workとし、高度な技術を持った人間的にも優れた臨床医を育てることを目指しております。研究内容は、周術期から遠隔期にかけて、手術を受けて頂いた方のQOLをより良くするべく、臨床に直結した内容を主に行っています。

主な研究内容

臨床研究

1)心臓、大血管手術後の高次脳機能障害に対する研究
心臓手術においては、人工心肺を使用することにより、本来の心臓からの拍動流ではなく、定常流により全身の循環を保つことが多く、脳血流に対しても影響を与える。また手術術式によって低体温循環遮断により完全に脳血流を遮断した状態で手術を行う場合がある。このような特殊な血流動態が高次脳機能に対して如何に影響があるのか、基礎医学講座と連携しながらMRI等を用いて解析を行っている。

2)周術期心房細動予防に対する研究
心臓贈手術を行うと、術後強心剤の使用が心筋細胞に影響することで、術前なかった心房細動を生ずること多い。いったん心房細動を生ずると脳梗塞等の周術期合併症の頻度が高くなる可能性がある。当科では、心臓手術後に短時間作動制のβ遮断薬を使用することにより術後の心臓細動の発生を如何に抑えることが出来るかを研究している。

3)心臓手術周術期における人工膵臓による血糖調節に対する研究
心臓手術を受ける患者の中で糖尿病を併発して頻度は高く、特に術後の血糖調節が、感染等の合併症の発生に起因している可能性が言われている。当科では、人工膵臓を術後周術期に使用し、より厳密な血糖調節を行い、更に血糖調節によりサイトカイン等の変動を測定することにより血糖調節が如何に周術期に影響を与えているか研究している。

学生へのメッセージ

循環器疾患は、その病態が非常に論理的かつdynamicに変化します。特にその治療においては、治療前後で心機能が劇的に変化し、治療の効果が一目瞭然となります。またその効果の獲得が一時的か、恒久的かにより、患者のQOLを大きく左右します。学生諸君には、ぜひ本講座で学んで頂き、研究に裏付けされた知識と豊富な症例数により獲得された高い専門技術の両方を兼ね備えた心臓血管外科専門医を目指して頂きたい。