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病理診断学講座

講座・分野紹介

当教室の前身である『中央臨床検査部臨床病理部門』は 1982年の設置以来、30年以上にわたり本学附属病院の病理診断の中核を担ってきました。2008年の講座改編に伴い『病理学講座分子診断病理学分野』となり、2014年4月には基礎講座から臨床講座として独立し、『病理診断学講座』として新たに出発しました。教授、准教授2名、講師1名、助教3名からなる教室であり、消化器(消化管、肝胆膵)・乳腺・婦人科腫瘍の病理を中心に、腫瘍学 (oncology) を研究の基本として人体に発生する腫瘍の病理学的解析を行っています。

主な研究内容

人体に発生する腫瘍の臨床病理学的・生物学的特徴を明らかにするために、腺管分離法という上皮成分のみを解析可能な手法を主に用いて、純粋な腫瘍細胞のDNA ploidyや遺伝子異常を解析してきました。現在では更にこれらを発展させて、細胞周期関連蛋白の異常や癌関連遺伝子メチル化の解析を行っています。得られた知見を病理診断はもちろんのこと、治療や予後との関連性についても検討することで「臨床に役立つ病理学」を目指し、実践しています。

【これまでの研究テーマ】

  1. 消化器および婦人科腫瘍における分離腫瘍腺管の遺伝子解析
  2. 分離腺管のDNA ploidyに基づいた胃・大腸癌の遺伝子異常の解析と大腸腫瘍の発生仮説の提唱
  3. 胃癌と腸上皮化生および大腸癌における単一分離腺管の分子レベルでの解析
  4. 粘液形質に基づいた新しい胃癌のgenetic pathwayの提唱
  5. 消化器および婦人科腫瘍の細胞・分子生物学的および臨床病理学的解析と病理診断への応用
  6.  胃粘膜下層浸潤癌に対する内視鏡治療後の病理組織学的判定方法の確立に関する研究
  7.  乳腺神経内分泌癌の臨床的意義、生物学的特性の分析、発生機構の解明と、新しい診断・治療法の樹立
  8. 化学療法後における転移性肝癌の組織像に関する研究

病理診断学

学生へのメッセージ

我々の教室には、病理診断の修得や研究(学位取得)に絶好の環境と最新設備が整備されています。診断面のみならず、研究面においても国際的に高い評価を受けており、臨床と研究の調和に基づいた、臨床医としての貴重な経験と実力が体得できます。決して後悔しない刺激が受けられます。さらに本講座は地域医療学実践分野を導入しており、病理・細胞診専門医取得へのキャリアパスの基礎力、現場の病理診断科で実践可能な能力、リサーチマインドを修得できます。やる気のある皆様の入学を期待しています。