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口腔生理学

学科目紹介

口腔の諸器官は、感覚を受容し、言葉を発し、消化管の入り口として食べ物を咀嚼し、味わい、唾液を分泌し、嚥下を行う役割を担っています。これら口腔の機能メカニズムを明らかにするために、関与する末梢および中枢神経回路網の解析と、顎・顔面口腔感覚情報による修飾機構を解明する研究を行っています。

主な研究内容

  1. 味覚、嗅覚およびフェロモンの受容メカニズムに関する研究
  2. 摂食、飲水、攻撃などの社会性行動発現をひきおこす神経回路網(扁桃体、視床下部、大脳基底核間の結合様式)の解析と、顎・顔面口腔感覚情報による修飾機構に関する研究
  3. 社会性行動に異常をきたす疾患に関する研究
  4. ヒトにおける感覚の認識機構に関するfMRIを用いた研究
  5. 唾液腺の水分泌機構(アクアポリンチャネルとプロトンポンプ)に関する研究

上記の研究を電気生理学的手法(パッチクランプ法、スライスパッチ法)、イメージング法(カルシウム、fMRI)、組織化学染色法、細胞培養法、分子生物学的手法、遺伝子工学的手法、遺伝子改変マウスの行動解析などの手法を併用して行っています。

学生へのメッセージ

ヒトの高次脳機能から分子レベルでの細胞機能解析まで幅広い領域での研究が可能です。多様な口腔機能の解明に興味、意欲のある方の参加を待っています。