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障害者歯科学(含 高度臨床歯科医育成コース)

学科目紹介

障害者歯科では、歯科治療や予防処置を行う際、通常の方法ではできない場合が少なくありません。私達は医学・歯学の知識をひろく用いながら、歯科診療にいろいろ工夫を加えることにより、よりよい患者の口腔状態、ひいては全身状態を目指しています。

主な研究内容

  1. 全身麻酔中の呼吸様式と酸素化の関連
  2. 発達障害者の嚥下障害
  3. 歯の発生について

学生へのメッセージ

障害者歯科学は、障害を持った人たちにも歯科疾患の治療と予防を行おうという方法であり、学問です。本当は健常者と同じ治療を、同じ方法で出来れば一番いいのかもしれませんが、まず同じ方法でできない場合が少なくありません。また同じ治療(治療のゴール)では、障害者に適切でない場合があります。そのようなことを患者さん一人一人に工夫していると、当たり前と思っていた患者さんの反応とか、よくある治療法の中に、考えてもみなかった新しい意味が見いだせることもしばしばです。また歯科治療と並行して、治療に必要な全身管理が学べます。特に当教室においては心理的方法や全身麻酔は重要視しています。
障害者歯科学には各大学に共通したカリキュラムや治療法はいまだありません。しかし、障害者歯科は大学でしか学べない(歯科口腔外科や歯科麻酔もそうですが・・・)のもまた事実です。歯科医師になりたての一時期、障害者歯科学を通して自分を鍛えるのはよい経験になると思います。