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歯科放射線学(含 高度臨床歯科医育成コース)

学科目紹介

歯科医学は、補綴系、保存系、口腔外科系や咬合育成系など、いくつかに細分化されておりますが、どの分野をとっても放射線などを利用した画像診断は欠くことができません。特に歯は、顎骨という硬組織に囲まれていますから、非侵襲的に病巣を観察するためにX線は大変重要なツールであります。しかしこの放射線には、放射線障害や遺伝的影響など人体に対し良い影響を持たないという側面もあります。放射線を利用すれば、病巣を早期に発見したり、癌を縮小させるなどの利益がありますが、放射線の害についても考慮しなければなりません。そのため、歯科医には、診断のために撮影された画像を正確に読影し、適切な診断を下す能力が要求されます。
歯科放射線学分野では、講義や実習、あるいは卒後研修を通し、放射線に関する物理学や生物学、放射線防護といった基礎的な講義のほか、X線撮影法や放射線診断学、放射線治療学、核医学などの臨床的な講義・演習を行っております。

主な研究内容

頭頸部癌のPET診断に関連して、以下の4つのテーマで研究を行っています。

  1. FDGに代わる腫瘍トレーサー18F-Cholineの臨床的評価
  2. 活性化リンパ球に対する腫瘍トレーサー集積の解明
  3. 腫瘍トレーサー集積の細胞周期依存性とアポトーシスとの関連性に関する研究

実際の研究では、PETとCT/MRIの画像合成法と画像診断法や、腫瘍トレーサーの合成方法、リンパ球採取法と細胞分取法の指導、フローサイトメトリーを用いた研究手法を中心に指導しております。

学生へのメッセージ

歯科放射線学では、最新の画像診断法を支える基礎理論と、次世代の技術革新に対応できる豊かな応用力を身につけた人材を育てることを目標としています。単に知識の数を増やすことより、それらがどのような研究過程で得られ、どのような方法で明らかにされてきたのかを考えることが重要です。探究心があるからこそ研究の楽しさは尽きません。大学院を通し、ものごとを科学的に考える習慣をしっかり身につけていただきたいと思います。