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障がい者歯科

診療内容・特徴

診療内容・特徴

治療の対象となる患者さんは?
歯科処置を行っているあいだ、口をあけて動かずにいることがとても難しく、通常設備の診療所での対応が著しく困難な患者さんです。具体的には精神遅滞、自閉症、脳性麻痺、てんかん、各種先天性の症候群などです。詳しくは電話にてお尋ねください。
対象となる歯科疾患は?
虫歯、歯周病、歯の欠損など、歯科疾患全般が対象です。取り外しの入れ歯や矯正、口腔内の腫瘍など専門的治療が必要な場合は、患者さん一人一人について専門診療科(補綴歯科、矯正歯科、口腔外科など)を交えて話し合い、治療やその後の経過観察の方針を決定します。なお、歯科インプラントはほとんど行っていないのが実情です。
治療スタッフおよび設備について
歯科医師7名(准教授1名,講師1名、助教1名、常任研究員4名)、看護師1名および歯科衛生士2名の10名で殆んどの歯科治療とすべての全身麻酔を行っています。通常の歯科治療のほか、全身麻酔の設備を同じ部屋に備えています。
当診療科の一週間のスケジュール
水曜日と土曜日を除き午前中は毎日、日帰り全身麻酔下歯科治療を行っています。午後は意識下(眠っていない)での歯科治療あるいは経過観察(経過観察とブラッシング指導)初診(初回の診察)を行っています。水曜日と土曜日(第2,第3および第5土曜日は休診)は経過観察のみを行っています。

曜日
午前 全身
麻酔
全身
麻酔
全身
麻酔
全身
麻酔
全身
麻酔
経過
観察
午後 経過
観察

初診

意識下
治療

経過
観察

初診

意識下
治療

経過
観察
経過
観察

初診

意識下
治療

経過
観察

初診

意識下
治療

歯科治療中の行動調節法の決定について
患者さんが歯科治療を受けられるよう、様々な方法を用います(行動調節)。
その中でも心理的方法怖くない事(例えば治療台に座るだけ)から始めて、実際の歯科治療にだんだんと近づけていったり、治療の時間をだんだん長くしていったりして、通常の歯科治療に慣れさせていく方法です。しかし、おのずと治療ができるようになるまでの来院回数や治療回数が多くなりますし、障害が重い患者さんなどでは、いつまでも改善がみられないことも少なくありません。
抑制法は患者さんを押さえつけて治療する方法です。当科でも少なからず用いていますが、嘔吐を誘発して危険なこともありますし、患者さん本人と当科との信頼関係が揺らぐこともありますので、実はあまり好ましい方法とはいえません。
全身麻酔法は周囲の方の多大なご協力と患者さんの良好な全身状態が揃って初めて使える方法です。
治療の予約について
当診療科の患者さんの治療には人手がかかります。また、見知らぬ人の存在を嫌う患者さんも少なくありません。したがって今の人員と設備では、一度に多数の患者さんを診療することはできません。したがって、診察には予約制をとっています。予約には電話を使っていただきますが、午前中は出られないことも多く、午後(14:00~17:00)がつながりやすいです。予約外の患者さんには、長い時間待っていただいたり、お急ぎの場合は、可能であれば他の診療科に移っていただいたりしています。
初診時(最初の受診のとき)
この日は診察のみとなります。患者さんおよび付き添いの方からいろいろ伺った後、口の中と全身を診察すると同時に患者さんの行動を観察します。次回以降の治療方針および行動管理法(麻酔を使うか使わないか)をこの時決定いたします。歯科および医科(必要な場合のみ)からの紹介状は非常に参考になります。最後に必要に応じて口の中と胸部、頚部のエックス線写真を撮影して終了となります。口の中の診察の際、患者さんが不穏になって嘔吐すると危険ですので、食事は予約時刻の2時間以上前に終了しておいてください。
全身麻酔法について
他科の外科治療に用いる全身麻酔と異なることはありません。当日患者さんが来院したらまず、絶飲食の確認と体調確認、胸部エックス線撮影、をいたします。患者さんを吸入麻酔薬(空気の麻酔薬)で眠らせたら点滴をとり、それ以降の麻酔には点滴の薬を用います。喉に小さなマスク(ラリンゲルマスク)を挿入し、処置中の呼吸を維持します。処置が終了しましたら麻酔薬を中止し、ラリンゲルマスクを抜去します。一般的には9:00に来院、帰宅は 13:00~14:00です。飲水と食事の許可はおよそ15:00です。17:00頃に患者さん側からお電話をいただき、患者さんの様子をお聞かせねがいます。
治療終了後の経過観察(ブラッシング指導)について
歯科処置が終了した患者さんには、歯科医師による定期的経過観察をお勧めしています(可能であれば)。場所は,お近くの歯医者さん(ご紹介いただいた先生)でも、当診療科でも結構です。ちなみに当診療科での経過観察では、口の中の診察のあと、歯垢染め出し液(赤色)を用いた歯磨きチェック歯磨き指導を行っています。経過観察には、患者さんの口の中を清潔に保つだけでなく、歯科の受診に慣れていただく効果もあるのではないかと私どもは考えています。

スタッフ紹介

スタッフ紹介

岩手医科大学附属病院

※掲載内容につきましては、各スタッフから申告された内容を掲載しております。
(平成29年6月現在)

医師氏名

久慈 昭慶(くじ あきよし)

  • 准教授
出身
(大学・都道府県)
岩手医科大学 歯学部 岩手県
専門分野 障がい者の日帰り全身麻酔
その他
加盟学会等
  • 日本障害者歯科学会(指導医、理事)
  • 日本歯科麻酔学会(専門医)
  • 東北障害者歯科臨床研究会(筆頭幹事)
  • 日本麻酔科学会

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医師氏名

菊池 和子(きくち かずこ)

  • 助教
  • 医局長
出身
(大学・都道府県)
岩手医科大学歯学部   岩手県
専門分野 障害者歯科学
その他
加盟学会等
  • 日本障害者歯科学会(認定医)
  • 日本歯科麻酔学会(認定医)
  • 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
  • 日本麻酔科学会

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医師氏名

熊谷 美保(くまがい みほ)

  • 講師
  • 医長
出身
(大学・都道府県)
岩手医科大学歯学部  岩手県
専門分野 障害者歯科、摂食嚥下障害
その他
加盟学会等
  • 日本障害者歯科学会(認定医、代議員)
  • 日本歯科麻酔学会(認定医)
  • 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会(認定士)
  • 日本麻酔科学会

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