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衛生学公衆衛生学講座

衛生学公衆衛生学講座では、地域や職域の人々が健康で長寿を享受するためにはどのようにすればよいのかを明らかにする研究を行っています。そのためには、環境問題も大切ですし、職域や地域での様々な問題に取り組む必要があります。特に最近は悪性新生物や循環器疾患が死因の大半を占めており、生活習慣と密接に関係していることから、生活習慣病の予防にも取り組んでいます。

講座・教室からひとこと

坂田清美 教授

坂田清美 教授

当講座では、臨床各科と共同で、多様な研究課題に取り組んでいます。東日本大震災の被災者を対象とした追跡研究では、厚生労働省の指定研究として被災者の健康診査を毎年実施し、推移する健康問題を明らかにし情報発信をしています。国立がんセンターと共同で、環境要因と遺伝要因の両面から生活習慣病の寄与因子の解明にも努めています。また、県北市町村を対象とした大規模コホート研究では、岩手県における脳血管疾患、心筋梗塞、心不全等の循環器疾患の危険因子を明らかにし、将来のADL低下防止のための方策を明らかにしつつあります。また、地域における自殺予防のため、神経精神科学講座と共同で研究に取り組んでいます。その他、職域・地域における禁煙教育、難病患者さんのADL、QOL改善のための研究、大腿骨近位部骨折の罹患率や危険因子に関する研究、小児期の肥満防止に関する研究、糖尿病の発症予防に関する研究、認知症の発症原因に関する研究にも取り組んでいます。

講座・教室の基本理念

講座の基本理念は、「温故創新」です。この概念は日本の疫学の基盤を創設された重松逸造先生が残された言葉です。医学研究は先人が築いた研究成果を基として真理を目指し、たゆみない努力によって初めて可能になります。当講座の研究には、疫学、統計学、臨床医学、環境医学、行動科学、情報科学、栄養学等多くの専門分野の共同作業が必要になります。和を大切にし、お互いの専門性を尊重して共同研究を実施しています。

主な研究内容および診療内容

  1. 東日本大震災被災者のコホート研究
  2. JPHC-NEXT Study(国立がんセンターによる次世代多目的コホート研究)
  3. 岩手県北地域におけるコホート研究
  4. 生活習慣病の予防に関する研究
  5. 中高年者の自殺予防に関する研究
  6. 産業保健における疾病予防に関する研究