日本人成人の血液エピゲノムリファレンスを公開 ―加齢に伴うエピゲノム変化について年代・性別ごとの特徴を示した世界初のリソース―
岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構は日本人の健康な成人426名(男性189名、女性237名)を対象に、血液由来のDNAメチル化データを整備しました。20〜70代の各年代・性別ごとの平均値と標準偏差を算出し、データベース iMETHYLに公開しました。今後は jMorpにも掲載する予定です。今回整備したデータは、日本人成人におけるエピゲノム参照値として初の体系的リソースであり、疾患群との比較研究、生活習慣との関連解析に活用でき、将来的には生活習慣病やがんの早期予測、個別化予防医療に貢献することが期待されます。
本データは学術論文としてThe Lancet Healthy Longevity誌に発表しています。
