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肥満度と大腸がんリスクの関連:アジア人初のゲノム疫学研究からの成果

国立研究開発法人国立がん研究センター、公立大学法人横浜市立大学、岩手医科大学、東北大学、名古屋大学、名古屋市立大学、愛知県がんセンター、筑波大学などの研究者で構成される研究グループは、日本ゲノム疫学研究コンソーシアム(J-CGE:Japanese Consortium of Genetic Epidemiology studies)を構築し、ゲノム情報を用いたメンデルのランダム化解析により、肥満度を表す指標であるBMI(body mass index:体格指数)と大腸がんリスクとの関連をアジア人で分析しました。

その結果、遺伝的に予測されるBMIが1単位増加すると、大腸がんのリスクが7%増加することが示唆されました。本研究成果は、アジア人におけるBMIと大腸がんリスクとの関連を、メンデルのランダム化解析により検討した初めての報告であり、がん専門誌「Cancer Science」4月号に掲載されました。

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