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ゲノム情報に基づく脳梗塞発症のリスク予測法を確立 -久山町研究の前向きコホートでもその有用性を検証-

岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構(IMM)の清水厚志教授と九州大学大学院医学研究院衛生・公衆衛生学分野の二宮利治教授を中心とした研究チームは、ゲノム情報に基づく脳梗塞発症リスク予測法(iPGM)と全国平均とほぼ同じ年齢・職業分布で一般的な日本人集団を対象とした久山町研究の追跡調査のデータを用いて、遺伝的体質と脳梗塞発症の関連を調査し、iPGMの有用性を示しました。

この⼿法を⽤いて⼀⼈ひとりが⾃⾝のリスクを知り、⽣活習慣の改善などに役⽴てることで、脳梗塞の予防に寄与で
きる可能性があります。また、将来的には、脳梗塞以外の⽣活習慣病のリスク評価にも遺伝的体質を加味すること
で、⼀⼈ひとりの体質に合わせた個別化医療・個別化予防の実現が期待されます。

本研究成果は、国際科学雑誌「Stroke」に2020年1月31日付(現地時間、オンライン公開)で掲載されました。

<問い合わせ先>
いわて東北メディカル・メガバンク機構
広報・企画部門長
遠藤 龍人(えんどう りゅうじん)
電話:019-651-5110(内線5508)
E-mail:megabank@j.iwate-med.ac.jp