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創剤学分野

くすりを必要な時、必要な組織に必要な量だけ運ぶことができたら、有効にくすりを利用でき副作用もなくなります。長時間体内に留まることができれば、服用回数を減らすことができます。最先端の技術を駆使してくすりの体内での動きを制御するのが創剤学であり、新たなキャリアの創生と臨床適用剤形の改善を目指しています。

分野からのひとこと

佐塚泰之教授

佐塚 泰之 教授

くすりを必要な時、必要な組織に送達するドラッグデリバリ-システムは、くすりの効力を増大させるとともに副作用を軽減させる創剤学的手法です。当講座では、細胞の1/100程度の脂質粒子であるリポソームにくすりを入れ、その特性を明らかにするとともに体内での動きを制御すべく研究を行なっています。また、剤形を扱う唯一の講座として臨床での問題点を創剤学的観点から改善、学際領域の取り組みから医療の発展に寄与したいと思います。 一方、スポ-ツ領域において薬剤師が果たさなければならない分野にアンチドーピングがあります。日本アンチド-ピング機構認定スポ-ツファ-マシストの資格を持つ教員による講義や現場での活動を通し、社会に貢献していきたいと思います。

分野の基本理念

創剤学は他学部にはない薬学部特有の研究領域であるとともに、薬学だけでなく、医学、工学、理学といった多くの分野の知識の集約です。広い視野を持ち、考え、自発的に活動すること、研究室は社会であり社会人として常識を身に着けることが大切です。壁をつくらず、限界をもうけず、研究室にこもらず、アグレッシブにチャレンジをしていく人材の育成を目指します。

主な研究内容

  1. リポソ-ムのキャラクタリゼ-ションと生物学的有用性に関する研究
  2. がん標的型ハイブリッドリポソ-ムに関する研究
  3. 食品成分併用によるがん治療改善に関する研究
  4. 臨床適用剤形の改善と付加価値の付与に関する研究
  5. 新規製剤・新規剤形の創生
  6. 地域貢献のための機能性検討