医療安全学講座
医療安全学講座は医療安全を診療のみならず、教育、研究も併せて行うことを目的に2017年12月に設立されました。医療の質と安全を向上するための様々な活動と取り組みを行うとともに医療安全意識の高い医療人の育成に尽力しています。
講座・教室からひとこと
昨今の医療事故に関わる様々な報道等を受けて、医療安全に関する関心は年々高くなっており、地域の中核医療を担う当院は質の高い安心安全な医療を提供することが常に求められています。医療安全はあらゆる医療に関わる有害事象の分析と対策を行うため、広範な領域に関わるばかりではなく、病院に勤務するあらゆる職種との連携が必要とされる分野です。建学精神である「誠の人間の育成」の一躍を担うため日々一生懸命に活動しています。新たな分野での活躍を目指す方があればいつでも歓迎いたします。
講座・教室の基本理念
基本理念:患者が安心して医療を受けられる環境を整える(岩手医科大学医療安全基本理念)
「事故は必ず起こる」「人は必ず過ちを犯す」という前提に立ち、医療機関として組織的、系統的な医療事故の防止対策を作成し実践する事を目指しています。
主な研究内容および診療内容
- 医療の安全管理に関する企画、立案及びその評価
- 職員の医療安全管理意識の向上推進及びその指導
- 医療事故等に関する診療記録、看護記録への正確かつ的確な記録実態の確認及びその指導
- 患者、家族への説明等、医療事故発生時の対応状況の確認及び必要な指導
- 医療事故等の原因究明実施の確認及び必要な指導
- 医療安全に係る連絡調整に関すること
- インシデント・アクシデント、リスクマネージャー・スタッフミーティング報告書等の取り纏めに関すること
- その他医療安全対策の推進に関すること