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創薬有機化学分野

薬学の大きな目標の一つは「創薬(薬を創る)」です。薬の多くは人工的に作り出された有機化合物です。我々の分野では、加齢に伴う疾患を主たるターゲットとし、これらの疾患治療に有効な有機化合物(医薬候補分子)の設計・合成および評価を行っています。また、医薬候補分子を効率よく合成するための新反応の開発や、ターゲット疾患に関わる生体内分子の機能解明に利用できる分子ツールの合成も行っています。

分野からのひとこと

河野 富一 教授

たった一粒の薬が、世界中の何千、何万もの病める人々の心・命を救う力を持っています。創薬有機化学分野では、「何を創るか(What to make)」、「どのように創るか(How to make)」について自由な発想で、ターゲット疾患の治療薬となる新しい分子を創っています。創薬研究を通じて我々と共に社会に、いや、世界に貢献してみませんか?スタッフ全員が協力して皆さんを応援します。

 

 

 

<有機合成化学講座スタッフ(H30.4.1現在)>

・河野 富一 教授
・田村 理   准教授
・辻原 哲也 助教
・稲垣 祥   助教

分野の基本理念

医薬品の作用の発現は生体分子と有機分子の相互作用に基づいています。その相互作用の基本は有機化学で習う反応そのものです。我々は「有機化学の理論をもとに、病める人を救う」ことを念頭に教育・研究に励みながら、実践を通じて、目的意識が高く、柔軟な思考力をもち、忍耐強く、問題を解決する能力を持ち、さらに人の心にしっかりと寄り添える薬剤師・研究者を目指す学生の育成に全力を尽くします。

主な研究内容

  1. 医薬リード化合物の合理的な設計と合成
  2. 新規な骨格を有する不斉有機触媒を用いた不斉反応の開発
  3. 生理活性物質を範とした生物活性メカニズム解明に有効な化合物の創製
  4. 医薬品開発を指向する新規な複素環化合物の合成

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