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泌尿器科学講座

泌尿器科学に関する知識を身につけ、診断、検査、治療法等を修得します。また、泌尿器科学に関する研究、教育について学びます。

講座・教室からひとこと

小原 航 教授

泌尿器科は副腎・腎臓・尿管・膀胱・尿道や男性生殖器に関連する疾患の診療を行っています。特に悪性腫瘍、排尿障害、尿路結石症や尿路感染症、小児や女性泌尿器疾患、さらに慢性腎臓病、血液浄化療法、腎移植までを含めた包括的腎疾患治療などに積極的に取り組んでいます。特に低侵襲性手術の代表とされる腹腔鏡やロボット支援手術は豊富な症例数を経験しており、良好な治療成績をおさめています。研究面では、分子生物学的手法を用いて泌尿器癌のゲノム解析や排尿障害に関する疫学研究、慢性腎不全に関する臨床および基礎研究を行っています。また、学生や研修医に対する医学教育に力を注ぎ、学生講義はもちろん、学修支援や臨床実習、研修医指導等も積極的に行い、若手医師の将来に対し講座全体でサポートする体制をとっています。患者さんや家族の皆様に信頼される医師を育成することも重要な使命のひとつと考えています。

講座・教室の基本理念

各泌尿器科疾患の根治性を追求するとともに患者さんのQOLに配慮した、最新かつ最善の医療を提供します。また、医学研究を通して新たな診断法および治療法の確立を目標とします。さらに、患者さんや医療スタッフと良好なコミュニュケーションを築き、“信頼と感謝の心”を忘れずに自己研鑽し続けることをモットーとしています。

主な研究内容および診療内容

<診療>

1.泌尿器癌(副腎癌、腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、陰茎癌、尿道癌、精巣腫瘍など)
2.包括的腎疾患診療(慢性腎臓病、血液浄化療法、腹膜透析療法、腎移植など)
3.排尿障害(前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁など)
4.小児および女性泌尿器疾患
5.尿路結石
6.尿路性器感染症
7.生殖医療・男性不妊

 

<研究>

1. ゲノム医学研究に基づいた泌尿器疾患に対する新たな診断法や治療法の確立
2. 腹腔鏡手術およびロボット支援手術を基盤とした低侵襲手術法の開発
3. 排尿関連疾患の疫学調査ならびに新規診療体系の確立
4. 腎癌の新規癌特異分子PRELID2の機能解明
5. 網羅的蛋白解析による腎移植拒絶反応に関する因子の同定
6. 維持血液透析患者におけるアルブミン結合尿毒素に関する研究
7. 尿路上皮癌における腫瘍微小環境の免疫プロファイリング研究


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