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外科学講座

当外科学講座は92の病床を有し、消化器疾患、内分泌代謝(甲状腺、乳腺、肥満症)疾患を中心とした一般・消化器外科、および小児外科を診療内容としております。学生の教育は総論では外科的診断法、基本的手術手技、外科的処置を中心に学びます。各論では各種疾患のなかで主として消化器、内分泌代謝、小児外科疾患の症候診断、外科的治療、腹腔鏡下手術の理論を学び、さらに臨床実習により実際的なことを体験し、将来の医師としての態度も身につけます。近年、講座内に分子治療研究室を設置しトランスレーショナルリサーチにも力を入れております。

講座・教室からひとこと

元来、“内科、外科”は表裏一体の関係にあります。
内科的知識をも持ち、本学建学の精神である“誠の人間、誠の医師、良医”をめざして、“謙虚な外科医”たることを目標にして、日常の患者さん診療の中から、学ぶ姿勢を忘れずに日々前進する気持ちを持ち続けて欲しいと願っています。“外科の魅力”を感じて、一人でも多くの仲間が集まってくれることを念じつつ…

講座・教室の基本理念

研究内容は、次項のように、多岐にわたりますが、あくまでも臨床に還元できるものを目標として努力しております。
臨床面では“内外合一”の原則を重んじ、内科的知識をも併せ持ち、患者さんを全人的にとらえ、しかも治療・全身管理ができるオールラウンドの力を有する “臨床外科医”の育成を目指しています。

主な研究内容および診療内容

<診療>

  1. 甲状腺腫瘍(癌・腺腫)、甲状腺機能亢進・低下症、副甲状腺腫瘍
  2. 食道癌
  3. 乳癌、良性乳腺腫瘍
  4. 胃癌、胃悪性リンパ腫、胃GIST
  5. 肝臓・胆道・膵臓癌、肝移植、肝胆膵良性疾患
  6. 大腸・直腸癌、炎症性腸疾患
  7. 内視鏡手術(甲状腺、胆石症・胆嚢炎、肝、脾臓、副腎、食道・胃十二指腸良性、肥満外科手術等)
  8. 小児外科疾患
  9. ヘルニア

<研究>

  1. 超低出生胎児における消化管穿孔症例のintact survival rate 改善を目的とした腸管虚血の早期診断法の開発、小児に対するreduced port surgery の適応拡大と手技の安定化に関する研究。
  2. 腹腔鏡下大腸癌手術における術前腸管処置の検討、腹腔鏡下直腸癌手術の難易度評価、肥満大腸癌患者に対する術前減量の安全性と有効性に関する研究、治癒切除不能進行大腸癌の原発巣切除における腹腔鏡下手術の有用性に関するランダム化比較第Ⅲ相試験。
  3. 化学療法・分子標的薬による薬剤感受性や効果予測に関するバイオマーカーの検出、術前化学療法後のセンチネルリンパ節生検と腋リンパ節郭清省略、乳房再建術による長期予後の研究。
  4. 腹腔鏡下胃切除術の進行がんに対する適応拡大、高度進行胃癌に対する集学的治療、化学療法効果予測に関するバイオマーカー開発に関する研究。
  5. 腹腔鏡下肝切除術の肝門部流入遮断に対するステロイド投与の結果、症例登録システムを用いた腹腔鏡下肝切除術の安全性に関する研究。
  6. 腹腔鏡下スリーブ状胃切除術における口腔内・腸内細菌叢、異所性脂肪量と代謝変化、非アルコール性脂肪性肝炎に対する肥満外科手術後のインスリン抵抗性と肝組織学的変化に関する研究。