口腔保健育成学講座 [歯科矯正学分野]
矯正歯科臨床は、歯並びや嚙み合わせの不正と、それに伴う顔貌の変形を審 美的かつ機能的な形態に改善することにより、生理的にも心理的にも個人の福祉に寄与する歯科医学の一分野です。歯科矯正学ではそのために必要な基礎的、臨床的知識と実技について学びます。
講座・教室からひとこと
佐藤和朗 教授
土井晩翠作詞の岩手医科大学校歌の１フレーズに「病（や）める弱（よわ）れる悩（なや）めるを救わん仁の術ここに」という歌詞があります。歯科矯正学分野では不正咬合の患者さんの形態的、機能問題を治療することに加えて、患者さんの心理的な問題をも解決できる矯正歯科医師を育成しています。
講座・教室の基本理念
歯科矯正学分野では、岩手医科大学の基本理念と同じく、誠の精神に基づく、誠の医療の実践を基本理念としています。すなわち患者さんに対しては高度な 矯正歯科医療を提供することは勿論のこと、患者さんの審美的、機能的な改善のみならず、内に秘められた心の痛みの分かる人間性豊かな優れた矯正歯科医師を育成することにあります。したがって教育、研究面においても、常に患者さんの悩みを解決できるよう矯正歯科臨床に直結した内容を基本として取り組んでいます。
主な研究内容および診療内容
＜主な研究内容＞
基礎研究
- 歯の形成に関する研究
- 組織再生に関する研究
- 矯正力による生体反応に関する研究
- 歯肉および歯根膜脈管に関する研究
臨床研究
- 口腔周囲筋の動態に関する研究
- 先天異常の矯正治療に関する研究
- 顎運動機能の制御機構に関する研究
- 顎顔面の三次元的計測に関する研究
- 頭蓋形態と歯列弓形態に関する研究
- 顎関節症の成因と治療に関する研究
- 下顎位の違いが全身運動に与える影響に関する研究
- 睡眠時無呼吸症候群患者の歯科的治療法に関する研究
＜主な診療内容＞
＊詳しくは下記の口腔保健育成学講座（歯科矯正学分野）ホームページをご覧下さい。
