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心理学・行動科学分野

心理学と行動科学はともに人の「こころ」と「行動」を研究対象とする学問分野です。ストレスや慢性疾患が大きな健康問題となっている現代において、心理学、行動科学は医療において重要な役割を担うようになってきました。心理学・行動科学分野では、人の心理・行動のありようと変容過程を総合的に理解することを目指します。

学科紹介

平成27年4月、従来の心理学分野は新たな教育・研究領域として行動科学を加え、「心理学・行動科学分野」という名称になりました。

心理学の講義では、目には見えず、さわることもできない「こころ」の理解を、行動科学の講義では、人の「行動」や「意思決定」に関わる心理的要因、社会的要因についての理解を目指し、人の健康に関わるプロフェッションである医療人としての基礎力を養います。

講座・教室からひとこと

心理学を学ぶという体験は、自身の内面にふれ、そして自分と他者との対人関係のありようを顧みる大きなチャンスとなります。また、こころの健康とその不調を心理学的にとらえることで、人間理解の視野の拡がり-深まりが得られます。加えて、行動科学を学ぶことによって、将来、医療人として患者・地域住民の健康の保持・増進を目的として活動する時、行動変容に関する理論を効果的に応用できる基礎を身につけることができます。

講座・教室の基本理念

当分野では、「健康とは各個人が自分のために作った目標に到達するのにいちばん適した状態である(R. Dubos)」という観点に立ち、すべての人がそれぞれの健康を獲得できるように支援することを基本理念とします。

その方策として、健康に関わる行動の変容と維持に影響する要因を探求し、行動科学理論の効果的臨床応用を可能にするスキルの開発を目指します。また、東日本大震災津波等の災害からの回復への援助や、災害支援者への支援について、災害地域精神医学や社会精神医学、公衆衛生学、歯科学との連携のもとに検討し、効果的地域援助のあり方についても探求します。さらに、チーム医療や地域連携を考える際に「集団」の視点を導入し、集団と個人の相互作用についても追求します。

主な研究内容

  1. 要介護高齢者の介護者のQOLに関する研究
  2. 東日本大震災被災地住民の健康と生活に関する研究
  3. 医療従事者のバーンアウト、ストレス対処能力、セルフエスティームに関する研究
  4. 多職種連携教育における行動科学の応用に関する研究
  5. 臨床心理学的地域援助に関する実践研究
  6. 災害支援者のメンタルヘルスに関する研究
  7. 災害と集団精神療法に関する研究
  8. 多職種ピア・グループスーパーヴィジョンに関する研究