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人間科学科 [法学分野]

社会は法律の枠組みの中にあり(現在わが国では1800以上の法律が施行されています)、この社会で生活していく以上、私たちの人生において法律はさまざまな場面でかかわってきています。法律を知らないからといって、法律とかかわらないでいることはできず、法律を知らない人にも否応なしに平等に適用されます。そこで、「法学」、「医療と法律」(以上、医・歯・薬1年)、「医事法学」(医4年)、「医の態度・原則(医事法)」(歯3年)において、教養として、そして社会を生活していく上で必要な法学に関する基礎知識についての講義を行い、基本的な法的思考法の修得を目指します。

講座・教室からひとこと

廣瀬清英 講師

廣瀬清英 講師

法律学を学ぶことは、専門的な法律知識を身につけたスペシャリストになることだけを目指すものではありません。むしろ、市民生活や職業生活に必須な法的素養を身につけたジェネラリストたることを目指す、言い換えれば、論理的な思考方法と法的バランスのとれた総合的なものの見方を学ぶことによって、学問的知識の習得のみにとらわれず、ものごとを冷静にとらえ問題の解決を図ることのできる能力、すなわち「リーガルマインド」を身につけることを心がけてください。

講座・教室の基本理念

本分野で取り上げている医事法学は、法律学の分野では比較的新しい学問であり、その体系や対象範囲について、これまでのところ通説的な見解があるわけではありません。従来この学問は、医療法・医師法、その他の衛生法規など医療制度を定めた法律を体系的に論述する「医事法制」から出発したように、もっぱら医療を提供する医師の側の視点から、その業務と責任のあり方を中心に論じられてきました。しかし、現在の医事法学は、医療を受ける側に基本的視座をおきながら、人の「生老病死」に対し、法がどのようにかかわりあっているかを考えることが中心になり、医療事故をめぐる紛争や先端医療が提起する諸問題に対応して「医療過誤」、さらに「生命倫理」などをも視野に入れた「医療行為の法」としての理解が求められています。そこで、発展を続ける現代医療の問題点を明確に判断し、それを考察するための基礎を学んでもらいます。

主な研究内容

  1. 統合的医事法に向けた医事刑法の構築
  2. 生殖補助医療周辺の法律問題
  3. 医療情報の開示と保護
  4. 医療事故に対する法的対策
  5. 法と生命倫理
  6. 法学講義におけるICTの活用