自然災害、大規模事故等の発生により要救助者・避難者が大量に発生した場合に、発生直後から中長期にわたって適切に医療を提供するためには、医療従事者、救助関係者、行政職員の密な連携及び災害医療に係る実践力の強化が必要となります。
これら災害医療・救急救助に携わる人材の育成・強化を目的とした研修を開催致しております。
平成29年度開催予定の研修は以下の通りです。
被災者の健康調査、健康指導を行う保健師、看護師、薬剤師、栄養士等の医療従事者の方や、JMAT、行政職員等に従事される方を対象に、災害医療に関する講演・実習を行う研修です。
岩手県から委嘱された災害医療コーディネーターと、行政機関の保健医療担当者を対象とした研修です。災害医療コーディネーターとしてのスキルアップを図ることを目的とします。
災害時における行政の仕組み、災害医療コーディネーターの役割を理解し、医療救護班や関係機関との調整の手法を学びます。
岩手県内の消防職員、警察職員、自衛隊職員等、災害時に救助活動を行う方を対象とした研修です。
本研修については、岩手県内における局地災害において傷病者に対する救命処置などの活動が的確に行えるよう知識・技能を修得するために実施し、所定の研修を修了した方は岩手県より岩手DMAT隊員として修了証が交付されます。
広域災害救急医療情報システムの意義を理解し、操作方法に係る知識・手法の習得を目指す研修会です。
岩手県内の各種災害医療支援チームにおける業務調整員としての役割や、情報収集の手法・伝達手段の習得を目的とした研修です。
災害発生時に設置する各種本部内における関係機関との調整方法や、病院支援等の基本的な手法についてブラッシュアップすることを目的とした研修です。