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災害医療支援冬季対策 災害医療ロジスティクス研修(冬季版)
研修の概要

日本の国土の半分の地域、約2,000万人以上の人々が住む地域は、豪雪地帯もしくは特別豪雪地帯に指定されており、国土面積の50%以上がそれにあたります。

過去の災害を振り返ると、阪神淡路大震災は1月、東日本大震災は3月に発災しており、様々な面で寒さによる悪影響があったことは言うまでもありません。特に東日本大震災では、被災が東北地方ということもあり、急性期には降雪に見舞われた地域もありました。それにより活動に支障をきたした保健医療活動チームも少なくありませんでした。

また平成30年9月には最大震度7の地震が北海道を襲い、全道停電という大打撃を被りました。その被害は医療機関においても顕著であり、全国の保健医療活動チームが北海道に派遣されました。これが冬季の発災であれば、被害の拡大は免れなかったと容易に想像できます。また、政府は千島海溝を震源とするマグニチュード9クラスの地震発生確率が非常に高くなっていることも示唆しています。

寒冷環境においても災害医療対応の質を低下させないためには寒冷地環境に適応できる災害医療ロジスティクス能力の向上が急務です。

冬季に災害が生じた際の対応方法を実践し、冬季災害対応能力の向上を目的として、本研修を開催いたします。

今後の研修予定

令和5年度の研修受講受付は12月27日で終了しました。

第3回 災害医療支援冬季対策
~災害医療ロジスティクス研修(冬季版)~
研修内容 冬季に災害が生じた際の対応方法を実践し、冬季災害対応能力の向上を図るために、下記の項目を習得するための講義と実習を行います。
【獲得目標】
■冬季における災害医療活動の留意事項を理解する
  • 安全管理(Safety):寒冷地での活動・移動
  • 情報通信(Communication):寒冷地での衛星通信
  • 環境整備、資源の管理、評価(Assessment):寒冷地での衣食住の確保
■冬季に危惧される疾病について理解する
  • 凍傷、低体温、一酸化炭素中毒
研修日程 令和6年2月6日(火)~7日(水)の2日間
1日目:2月6日(火) 13:00~17:10
2日目:2月7日(水) 8:30~15:45
開催場所 1日目:災害時地域医療支援教育センター(岩手医科大学 矢巾キャンパス)
2日目:岩手山焼走り国際交流村(岩手県八幡平市)
受講対象 職種は問わない
※但し、『日本災害医療ロジスティクス研修』の受講歴のある方に限る
受講定員 20
※申込多数の場合は、地域性・職種のバランスを考慮し、運営事務局で選考を行います。
※受講決定については後日運営事務局より個別に通知いたします。
※応募人数が少ない場合は、中止とする場合がございます。
参加費用 6,000
※交通費、宿泊費等は受講者負担となります。
保険について 研修中の事故・怪我等に備えて、国内旅行傷害保険へ加入していただきます。
(保険料は参加費より補填)
備  考 【研修会の中止等について】
気象状況及び災害発生等の状況に鑑み、急遽研修内容変更や延期・中止とさせて頂く場合がございます。
交通手段や宿泊先を検討される際には、キャンセル料が発生しないようご配慮願います。
問合せ先 岩手医科大学 災害時地域医療支援教育センター
〒028-3694 岩手県紫波郡矢巾町医大通1丁目1-1
Eメール|saigai@j.iwate-med.ac.jp
電  話|019-651-5110(内線5576、5564)
FAX |019-611-0876(直通)

受講申込について

現在受講申込は受け付けておりません。
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