最近は、これまでに起こったことのないような大規模な災害が、全国のどこの地域でも起こり得る状況となっています。これまでの災害に対する常識や考え方を見直さなければ、適切な災害対応が難しくなっていると言えるのではないでしょうか。自治体等では、いつ起きるかわからない災害に備えるため、防災・危機管理に関する人材育成の必要性に迫られていますが、コロナ禍等によって、人的交流が制限されたこともあり、その機会も非常に少なくなっているのが現状です。
「防災実践塾」では、講師の災害対応の経験や教訓、知識やスキル等を少しでも多くの人たちに伝えていくことに加え、受講者同士の交流を通じて情報共有を図り、防災への取り組みやお互いの防災意識を高めていくことを狙いとしています。防災・危機管理について学びたいという意欲のある方が少しでも多く受講されることを願っております。
オール岩手防災ネット 代表 越野 修三
岩手医科大学災害時地域医療支援教育センター長 眞瀬 智彦
研修目的 | 東日本大震災の教訓を踏まえ、危機(災害)において防災対策を推進する立場にある医療従事者、行政職員、学校等公的機関や事業所等のあらゆる機関において、防災・危機管理のリーダーあるいはトップを補佐するエキスパートとして、災害オペレーションを効率的に推進するために必要な知識やスキルを習得することを目的とします。 |
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受講対象 |
防災・危機管理に関心のある方 医療従事者、県や市町村の防災担当者、学校関係者、地域の防災リーダーなど、 業種は問いません |
開催コースについて |
※ 内容は令和6年度開催時のもので、現在プログラムの再構成を検討しております。詳細は募集開始時までお待ちください。 ■ベーシックコース災害対応に必要な基礎知識を、PC・スマートフォンなどを使用して、期間内に講義資料・動画等を視聴して学習します。あわせて10月23日(水)にWebミーティングシステムを使用して講師・受講者による意見交換会(参加は任意)を開催します。 ■アドバンストコース イメージトレーニング、クロスロードゲーム、DIGの演習ノウハウ、スキルを習得します。岩手医科大学災害時地域医療支援教育センター(矢巾キャンパス)での集合研修となります。 ■エキスパートコース マップマヌーバー(MM)、状況判断(ケーススタディ)、ロールプレイング図上訓練企画要領等のスキルを習得します。岩手医科大学災害時地域医療支援教育センター(矢巾キャンパス)での集合研修となります。 ■総合実践訓練 ロールプレイング図上訓練を実施し、所属団体等における災害対策本部活動を実践的な状況下で体験します。岩手医科大学災害時地域医療支援教育センター(矢巾キャンパス)での集合研修となります。 |
研修事務局 |
岩手医科医大学 災害時地域医療支援教育センター 〒028-3694 岩手県紫波郡矢巾町医大通1丁目1-1 Tel.019-651-5110(内線5576) Mail. saigai@j.iwate-med.ac.jp |
令和7年度の開催については調整中です。
令和6年度受講者につきましては、下記より防災実践塾ポータルサイトにアクセス可能です。
防災実践塾ポータルサイト
令和6年度の受講申し込みは終了致しました。
以下の3つの事業を推進します。