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 本学の創立者、三田俊次郎が昭和3年に設立した財団法人岩手医学専門学校は、昭和22年に財団法人岩手医科大学に昇格、昭和27年に学校法人に組織変更し、連綿として今日に至っております。そこで、本学はこれまで岩手医学専門学校設立の年をもって創立の年としてまいりました。
 しかし、三田俊次郎はこれに先立ち、明治30年4月20日に私立岩手病院を開設、医学講習所を併置して医師の養成を開始、明治34年にこれを私立岩手医学校としております。すなわち、本学の淵源は明治30年に設置された私立岩手病院、医学講習所にあるということができ、よって、本学は明治30年を創立の年と改めることといたしました。
 一方、かねてより本学が進めてまいりました総合移転整備事業は最終段階を迎え、平成31年には矢巾キャンパスに新附属病院が開院の予定であります。この壮大な事業の完成を目前に控えた平成29年は、私立岩手病院、医学講習所の設置から数えて120年の節目にあたることから、先人の偉業を讃えるとともに、本学の新たな歴史開拓に向けた飛躍の年と位置付け、創立120周年記念事業を行うことといたしました。

 「厚生済民」「誠の人間の育成」の創立理念のもと、これからも医療の力をもって地域に貢献し、世界に羽ばたく大学を目指してまいりますので、何卒この趣旨にご賛同をいただき、本事業達成のために格別のご支援、ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。