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内科学講座(消化器内科肝臓分野)

講座・分野紹介

消化器内科肝臓分野は、肝疾患、消化器疾患を中心とした内科学を担当する分野です。肝臓の営みとその仕組みを理解することで、ヒトが生きるための栄養、代謝環境が理解できます。その理解は、肝臓の病気、消化管の病気を全身の営みの中でとらえる訓練になり、レベルの高い診療を行うための基礎になります。

当分野の対象とする疾患は無症状の肝障害から肝不全・肝性脳症まで広範囲にわたり、成因もウイルス感染、代謝疾患、循環障害、自己免疫、悪性腫瘍など多岐にわたりますので、診療には幅広い知識と技術の習得が必要です。

当分野では診療面でも教育面でも、実証に基づく医療を重視していますので、修得した知識、技術は日本中、世界中どこにでも通じる内容となるよう教室員全員が心がけています。それと同時に、患者さんが帰宅あるいは職場に復帰した時の生活にまで思いを巡らせられるような、教養を持った医師になれるよう訓練しています。

主な研究内容

  • 肝不全で亡くなる人を減らすことを目標として
    • 急性肝炎劇症化の予知・予防治療とその前向き研究
    • B型肝炎治療薬の創薬研究
    • 強力な人工肝補助療法の開発
    • 病的肝臓の再生機構に関する研究
    • 肝細胞死の機序と抗ストレス機構の研究
  • 肝硬変・肝癌撲滅を目指して
    • ウイルス性慢性肝炎に対する抗ウイルス療法の有効性に関する研究
    • 潜在性肝性脳症の機序および診断と治療法に関する研究
    • 進行肝癌の化学療法の効果に関する基礎的・臨床的研究
    • 肝疾患の栄養療法に関する研究
  • 将来増加が予想される肥満による肝疾患の予防・治療法開発を目指して
    • 脂肪性肝疾患の遺伝的素因とそれに基づいた治療・予防の研究
    • 肥満およびこれに関連した、肝を含めた多臓器障害を抑制する新薬の研究

      肝臓分野

      培養肝細胞を使った人工肝臓の実験装置

学生へのメッセージ

消化器および肝臓は栄養を司る臓器系であり、その疾患は日常生活は勿論、命にもかかわります。このような臓器系の機能を学び、患者さんを診療し、疾患を研究することにより、ヒトを全身的に捉える見方が身につきます。当分野では、病歴、身体診察を重視した診療を心がけています。同時に、臨床検査値の解釈やCT、 MRIの読影から、自ら行う超音波検査、内視鏡、肝生検、ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓術など多くの検査法・治療法を修得します。研究も、目の前の患者さんの問題を解決するための課題を重視し、それに対し、臨床医学的、基礎医学的にアプローチしています。こういった診療・研究を通じて医学を修練することより、診療に当たっては研究心を忘れず、研究に当たっては 臨床的意義を忘れない姿勢を身につけていきます。