当院の腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(脱腸の手術)の入院日数について ~最短で翌日退院、平均術後4日で退院~

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当院の腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(脱腸の手術)の入院日数について ~最短で翌日退院、平均術後4日で退院~

 鼠径部(足のつけね)の脱腸を鼠径ヘルニアと言います。鼠径部(足のつけね、恥骨の横)がポコッと膨らんだり痛みがあるときに、この病気が考えられます。腹壁の弱いところから腸が出たり入ったりするので膨らんだり元に戻ったりします。立ち上がったり腹圧がかかったりすると膨らみますが、横(臥位)になると元に戻ったりします。鼠径部が膨らんだままで脱出した腸が戻らず締め付けられると、腸が壊死する前に緊急手術が必要になります。基本的に鼠径ヘルニアは手術をしないと治りません。
 当院では鼠径ヘルニアの手術に力を入れており、腹腔鏡を使った体にやさしいキズの小さな手術でこの病気を治します。手術時間は1時間前後、全身麻酔の時間を入れると2時間くらいで終了します。
 2017年の1年間の入院期間については、最短の方は翌日に退院し、平均では術後4日目の退院の方が最も多い結果でした。手術翌日はキズの痛みがありますが、2~3日目になると痛みが落ち着きますので、退院される方が多いです。当院では2017年の1年間で、30名の方がこの手術を行いました(大腿ヘルニア2件含む)。
 当院では、手術当日に入院するので、短期間で治したい方はどうぞ受診ください。
 また、当院では、退院日は患者さんやご家族のご都合に合わせますので、痛みがよくなるまでしっかり入院したい方もどうぞ受診ください。
 基本的には初診のときに手術と麻酔に必要な検査をすべて行い、手術当日に入院になります。順調な経過であれば術後の受診は2回です。キズの確認のため1週間後くらいに1回、痛みの確認のために1か月後に1回、受診していただいております。
 左右両側の鼠径ヘルニアがある方については一度に両側を同じキズで治せます。
 花巻の方だけでなく、盛岡、北上の方もどうぞ受診ください。当院の手術日は、月曜日と木曜日で、麻酔は本院からの麻酔専門医が担当いたします。

※電話でお問い合わせをいただきますと、待ち時間が少なくなるように調整いたします。
※鼠径部の腫瘤には、リンパ腫や粉瘤のこともありますのでぜひ外科を受診ください。
※血液がサラサラになる薬をお飲みの方は、脳梗塞や心筋梗塞の予防の薬が必要ですので入院期間が長くなることがあります。

(文責) 外科 塩井 義裕