最先端医療への取り組み
Home > 最先端医療への取り組み > 三大疾病に対する最先端医療の実際

三大疾病に対する最先端医療の実際

がん、急性心筋梗塞、脳卒中はわが国における三大疾病であり、今だ増加の傾向にあります。本院では最先端医療のノウハウとPET/CTや7テスラMRIなどの最新鋭の医療機器により、地域の三大疾病への効果的な治療と予防医学の発展に全力で取り組んでいきたいと考えています。

がん

がん治療の拠点「腫瘍センター」を設置

本院は厚生労働省より都道府県がん診療連携病院の指定を受け、岩手県内のがん診療の中心としての役割を担っています。平成19年7月にがん治療の拠点である「腫瘍センター」を設置し、緩和ケアチーム室、化学療法専門病室、がん登録室、患者相談支援・情報室、がん診療連携室の計6部門から構成されていて、組織横断的に患者さまの診療をサポートしています。

最新鋭機器を導入した「PET・リニアック先端医療センター」

がんの診断と治療を行う最新鋭機器を導入した「岩手医科大学附属PET・リニアック先端医療センター」では、ポジトロン断層法検査という検査方法でがんを高精度で発見できる「PET-CTスキャナー」、がんに直接放射線を照射して治療する装置「リニアック」の最新機器と揃え、地域と連携した医療の提供と、患者さまが安心してかかれる質の高い病院をめざしています。

様々ながん治療の研究も推進

岩手医科大学ではがん治療の最先端の研究も行っており、様々な成果も上がっています。薬学部薬物代謝動態学講座の小澤正吾教授と寺島潤助教らにより、がん細胞の悪性化に関与する新しいパスウェイを発見により、がん悪性化抑制を目的とした創薬につながる可能性を拓く研究成果も生まれています。

急性心筋梗塞

循環器疾患の専門的医療機関「循環器医療センター」

岩手県とその周辺地域での循環器疾患の専門的医療及び医学教育を実施することを目的に本学附属病院循環器医療センターが設立されています。狭心症、重症心不全、難治性不整脈、複雑心奇形等の重症疾患を対象に、新しい診療技術の紹介や開発、心筋梗塞症の成因の解明と発症の予防、心不全や不整脈の治療等を行っています。

数々の実績を上げる急性期医療

CCU班では、常時9~10名体制で、24時間体制による循環器疾患の急性期医療(心筋梗塞症、狭心症)に取り組んでいます。昨年1年間の心臓カテーテル検査件数は594件、冠動脈カテーテル治療は406件行っており、発症から治療まで90分以内を目指し、実績を上げています。

脳卒中

世界最先端技術を駆使した治療

本院では、脳卒中、認知症、変性疾患などの神経内科疾患の診療と研究を精力的に行ってきました。学生教育と高度な専門知識が必要とされる日本神経学会認定専門医の育成にも力を入れており、人口10万人あたりの神経内科医の数は全国的に上位を占め、さらに県内の神経内科医の6割は専門医としての資格を有しています。
PET/CTや超高磁場核磁気共鳴装置(MRI)などの世界最先端技術を駆使し、より安全で、最適かつ効果的な治療の開発を行っています。7テスラMRIは200ミクロンの超高精細画像を撮影でき、これまで不可能だった脳卒中(脳梗塞)の急性期の血管異常や血流の変化を捉えことが可能となり、脳卒中医療の現場の飛躍的な進化に役立っています。

脳卒中の診断を支援するクラウドシステム

NTTデータ、NTTデータ経営研究所が共同で、脳卒中の診断を支援するクラウドシステムの開発・実証プロジェクトを開始しています。脳卒中領域におけるコンピューター診断支援を中心とした統合情報処理や、医療機器と診断支援を融合させた包括的医療システム提供など、次世代型サービスの実現を目指しています。