修学支援

岩手医科大学学生支援方針及び各指針

医療人になる意欲と能力のある学生が本学で学業に専念し、安定した学生生活を送ることができるよう、学生部・各種委員会やセンターの組織を核に、教職員全体が建学の精神である「誠の人間の育成」にもとづいたきめ細かな学生支援を次のとおり行います。

学生支援方針

  1. 修学支援のために:全学教育推進機構および各学部教務委員会を中心として、医療系学部学生として卒業時に求められる知識、態度と技能を、定められた期間内に修めることが出来るように学修支援のしくみと学修環境を整備します。また、障がいのある学生が就学し、学修を継続できるような支援を目指します。
  2. 生活支援のために:学生部と健康管理センターを中心として、有意義な学生生活が送れるように適切に支援します。学生の自律的成長を促すため、心身および経済的に安定した学生生活が送れるように支援します。また、学生が、主体的に自分自身への問いを発し、さまざまな体験を通して自らの学びのなかで自己を確立するとともに「共生」や「協働」といった考え方や態度を身につけられるように、課外活動を支援します。
  3. 進路支援のために:キャリア支援センターを中心として、学生が社会的および職業的に自立した個人としての自分らしい人生のあり方を追求できるように支援します。あわせて、学生が一生を通じて自らの資質を向上させ、教養をもって社会に貢献できる人となるように支援します。また、担任制度等を通じて、進路選択に関する助言を与えます。卒業後の進路に関して情報を収集し、在学学生の進路指導に役立てます。

心身面での支援に関する指針

  1. 健康管理センターを中心として、学生が健やかに学業を修めることができるよう、身体及び精神面での相談と支援にあたるとともに、定期的な健康診断や予防接種を実施し健康の保持増進を図ります。
  2. 各学部及び教養教育センターでは、担任、チューター及びキャンパスサポーター制度を活用し、学生が多面的に相談できる環境を整備します。
  3. 学内外における教育現場での多様な心身面でのイベントに対処できるよう支援にあたります。学内外の教育現場における様々な事案に備え支援にあたります。

障害のある学生等への合理的配慮に関する基本方針

本学は、障害のある学生等に対し、平等かつ公平な教育を受ける機会を提供するため、「障害者基本法(昭和45年法律第84号)」及び「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成25年法律第65号)」、その他関係法令、並びに岩手医科大学学生支援方針に基づき、障害のある学生等の合理的配慮について、必要かつ適切な支援及び環境を整備します。

  1. 本学に在籍する障害のある学生等が障害のない学生等と等しく学修する機会を確保します。
  2. 合理的配慮とは、修学上の不利益を被ることがないよう必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において障害のある学生等が必要とするものであり、教育の目的・内容・評価の本質を変えないもの、かつ、均衡を失したまたは過重な負担を課さない範囲で行われます。
  3. 合理的配慮が必要な学生等に関するアセスメントとマネジメントは、教職員及び所属により構成された学生支援室が担当し、関係する教職員等が協議、連携して支援を行います。
  4. 本基本方針の目的を達成するために基本方針及び制度の周知を行い規程や相談窓口の整備を行います。

学業面での支援に関する指針

  1. 学生が所定の学業修業年限内に到達目標に達するように、学業進捗状況の把握に努めます。
  2. 習熟度に応じた学修プログラムを用意します。
  3. 非常災害時あるいは病気や不慮の事故等で一時的に授業に参加できない学生に対して、e-learningや補講、補充実習による支援を行います。

学修環境の整備に関する指針

「教育・研究環境整備方針」を参照

経済的支援に関する指針

  1. 誠の医療人にふさわしい資質を有し、学業優秀な学生に対して、給付型奨学金を整備します。
  2. 災害等により、重大な被害を受けた学生に対して、学費を軽減する制度を作ります。

課外活動支援に関する指針

  1. 学生の人間性を育むため、各種クラブ(部・同好会)やボランティアなどの課外活動を推奨します。
  2. 自立性を育む各種クラブ活動は、学生が組織する学友会が所管しているため、その主体性を尊重し支援します。
  3. 課外活動を行うための環境整備に努めます。

キャンパスライフガイド(PDF)

奨学金制度

日本学生支援機構奨学金

出願資格

人物、学業ともに優れ、かつ健康であって経済的理由により著しく修学に困難があると認められる者[学力と家計収入に推薦基準が設けられています]。

貸与額

第一種(無利息)
自宅通学者……月額54,000円 自宅外通学者…月額64,000円
第二種(利子が付くタイプ)
月額20,000円~120,000円(10,000円刻み)[貸与期間中、貸与月額の変更も可能]
*120,000円の貸与月額を選択した場合に限り、医学部・歯学部は40,000円の、薬学部は20,000円の増額を希望することもできます。

詳しくは、独立行政法人日本学生支援機構のホームページ (https://www.jasso.go.jp/index.html)をご覧下さい。

高等教育の修学支援制度

1.高等教育の修学支援制度 対象機関

岩手医科大学は、「大学等における修学の支援に関する法律(令和2年4月1日施行)」(以下、「修学支援法」)に基づき、令和2年4月から実施の「高等教育の修学支援制度」の対象機関となりました。

大学等における修学の支援に関する法律第7条第2項に基づく確認申請書(pdf)

2.修学支援制度の概要

修学支援法に基づき、家計の経済状況および学業基準等を満たす低所得者世帯(住民税非課税世帯および準ずる世帯)の学生を対象として、授業料等減免(入学金と授業料の一部免除)、給付型奨学金の支給による支援を行います。
本制度による支援を受けるためには、日本学生支援機構の給付型奨学金に申請し、採用されることが必要です。授業料等減免額および奨学金給付額は世帯収入に応じた3段階の基準(下表参照)で決定します。

※ 岩手医科大学では、本制度の支援対象である入学金・授業料について、学生募集要項及び入学手続き案内書類に記載の納入期日までに全額を納付していただく必要があります。(減免認定後の金額ではありませんので、ご注意ください。)所定の手続きを経て授業料等の減免対象者として認定後に、減免相当額を還付いたします。

▶ 授業料等の減免額および奨学金給付額(私立大学(昼間部)の上限額)

対 象 減免額 奨学金給付額(月額)
入学金 授業料(年額) 自宅通学 自宅外通学
住民税非課税世帯(第Ⅰ区分) 260,000円 700,000円 38,300円 75,800円
非課税世帯に準ずる世帯(第Ⅱ区分) 173,400円 466,700円 25,600円 50,600円
非課税世帯に準ずる世帯(第Ⅲ区分) 86,700円 233,400円 12,800円 25,300円

【詳細はこちらから】

▶ 文部科学省ホームページ 「高等教育の修学支援新制度」

▶ 日本学生支援機構ホームページ 「奨学金の制度(給付型)」

岩手県医師修学資金

学校推薦型選抜地域枠A(岩手県出身者枠)に対応した制度です。

▶入試制度についてはこちら(本学ホームページ)

▶奨学金制度についてはこちら(岩手県ホームページ)

医療局医師奨学資金

学校推薦型選抜地域枠B(東北出身者枠)および一般選抜地域枠C(全国枠)に対応した制度です。

▶入試制度についてはこちら(本学ホームページ)

▶奨学金制度についてはこちら(岩手県ホームページ)

市町村医師養成修学資金

一般選抜地域枠D(全国枠・診療科指定)に対応した制度です。

▶入試制度についてはこちら(本学ホームページ)

▶奨学金制度についてはこちら(岩手県ホームページ)

岩手医科大学独自の支援

医学部入学時学納金の減免

一般選抜合格者のうち、成績が優秀な学生については、初年度学納金の一部を減免します。

歯学部学業奨励奨学金

第2学年から第6学年の在学生のうち、成績上位者5名を表彰し、20万円を本人に給付します。

薬学部奨学金制度

(1)入学試験の成績優秀者向け

前期一般選抜入学者のうち、成績が優秀な者については、下記のとおり奨学金として初年度学納金の一部を減免します。

入試成績 金額 人数
学科試験得点率70%以上かつ上位1~5位 1,000,000円 5名以内

(2)学業奨励奨学金

各学年の学業成績優秀者を顕彰するとともに、学業奨励の糧とすることを目的として、奨学金を給付します。

学年 金額 人数
2~6 100,000円 各学年5名以内

(3)育英奨学金

経済的な事情により修学が困難な学生の育英奨学に資することを目的として、奨学金を給付します。

学年 金額 人数
1~6 180,000円 全学年12名以内

※応募者の経済状況及び学業成績等を勘案し、審査の上、決定します。

(4)給付型奨学金の採用実績はこちら

看護学部貸与奨学金制度

看護学部に在籍する学生のうち、下記の者に奨学金を貸与します。なお、卒業後、直ちに本法人の看護師または保健師、助産師として勤務した期間が、奨学金の貸与を受けた期間に達したとき等は、返還を免除します。

学年 対象者 金額 人数
1~4 卒業後、本法人に看護師または保健師、助産師として勤務する意思があり、
人物・学業成績とも優秀で、かつ経済的負担の軽減を要する学生
360,000円 10名以内

学納金の分割納入

初年度学納金と次年度以降の授業料は二期に分け、半額ずつ分割納入出来ます。

学生傷害保険

学生全員が加入対象です。授業中やクラブ活動中、日常生活でのケガ(交通事故を含む)が対象であり、補償範囲には、死亡保険金、後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金、通院保険金、個人賠償責任保険が含まれます。

国の教育ローン(詳細はパンフレット等でご確認ください)

本学に入学・在学する学生の保護者の方は日本政策金融公庫の「国の教育ローン」を申し込むことができます(出願前の申込みも可能)。

融資額

  • 学生1人当り350万円以内

用途

  • 入学金・授業料・教科書代・アパートの敷金・家賃など

利率

  • 年1.95%(令和5年5月1日現在)

返済期間

  • 18年以内
    在学期間は元金の返済を据え置くことができます。

返済方法

  • 毎月元利金等払い(ボーナス時増額返済も可能)

保証

  • (公財)教育資金融資保証基金または連帯保証人による保証

詳しくは、教育ローンコールセンター0570-008656(ナビダイヤル)または03-5321-8656までお問い合わせください。 (https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.html

提携教育ローン

Web学費サポートプラン(全学部対象)

本学は株式会社オリエントコーポレーション(以下、オリコ)と提携し、提携教育ローン「Web学費サポートプラン」を導入しております。「Web学費サポートプラン」は、保護者等・学生の皆様にかかる学納金の一時的な経済的負担を軽減する為、入学金や授業料などの学納金を簡単な申し込み手続きでご利用いただける学費の分割払制度です。ご利用を希望の方は、お問合せ先へ資料請求してください。

【資料請求・お問合せ先】学費サポートデスク 0120-517-325(お問合せ時間9:30 ~ 17:30)
▶ オリコホームページ 「Web学費サポートプラン」

【ご利用いただける方】本学へ入学予定または在学する学生の保護者等
【ご利用いただける費用】入学金・授業料・実験実習費・施設設備費など学納金
【利用額の上限】10万円以上1,000万以下 ※1回あたりのご利用金額は、納付書に記載の金額となります。
【金利】年率4.4%(固定)※2023年11月申込分より適用