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臨床医化学分野

6年制薬学部ではこれまで以上に病態,治療についての知識の習得が求められています。臨床医化学分野では,疾病全般についての講義・実習を通して,病態,治療にも精通した薬剤師の育成を目指しています。研究面では,インスリンを産生している膵β細胞に関する研究,薬用資源植物の分子系統学に関する研究を主に行っています。

分野からのひとこと

那谷 耕司 教授

6年制薬学部においては,「くすり」についての専門知識だけでなく,疾病全般に対する理解が求められています。臨床医化学分野では医学部・薬学部で長年研究・教育を行ってきた教員が,疾病全般について,原因,病態,検査,治療に関する講義・実習を行っています。

予備群を含めると国民の6人に1人が糖尿病と言われていますが,糖尿病については未だ不明な点が多く残されています。臨床医化学分野ではインスリンを産生している膵β細胞の機能,増殖についての研究を進めることで,糖尿病の解明を目指しています。また,薬用植物およびその近縁種の分子系統学的解析により,医学の進歩に貢献しています。

分野の基本理念

臨床医化学分野には,医学を生化学の視点から解析する医化学の姿勢が基本にあります。生命は様々な化学反応により成り立っており,現在では生命現象,疾病,治療の多くが生化学のことばで語られています。臨床医化学分野では,生命現象,疾病,治療について,生化学的解析を中心とした視点から研究を行い,医療に役立てることを目指しています。
教育面では,医療薬学に関わる講義・実習を通して,疾病に対して深い理解を有する薬剤師の養成を目指しています。

主な研究内容

  1. インスリンを産生している膵β細胞の機能や増殖における糖蛋白質,糖脂質の機能解析
  2. 膵β細胞の増殖因子Reg familyのレクチン活性の解析
  3. 薬用植物およびその近縁種の分子系統学的解析

 

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