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救急・災害・総合医学講座 [総合診療医学分野]

 

講座・教室からひとこと

下沖 収 教授

下沖 収 教授

わが国では臓器別専門医による高度専門医療の発展が図られ、目覚ましい成果を上げてきました。その一方で急激な超高齢社会への移行を迎え、医療に対するニーズの変化、社会保障費の増大、医療資源の地域偏在などが大きな問題になっております。地域においてあるいは総合病院においても慢性的な医療問題を複数抱える患者さんに対して包括的に対応できる医師の重要性が認識されるようになりました。総合診療医学分野では、臓器・疾患にとらわれることなく全人的・包括的診療ができる基本能力に加え、ときに寄り添いながら家族や地域社会をも診る視点を備え、さまざまな医療現場でしなやかに対応できる総合診療医育成を目指します。

講座・教室の基本理念

1.臓器・疾患を問わずに応需
2.求められる診療・場に対応できる柔軟な姿勢
3.総合的診療能力向上への意欲
4.専門医療に対する知識と理解
5.EBMの活用、NBMを重視
6.心理・社会的問題にも対応、“寄り添う心”
7.患者・家族・地域社会も診る視点
8.積極的なチーム医療の実践
9.専門医へのタイミングの良い紹介

主な研究内容および診療内容

 総合診療科外来は2018年4月の診療開始にむけて準備中です。

(現在は外来診療を行っておりません)

診療対象となる患者さんは、
①受診するべき専門診療科を特定できない発熱、倦怠感、体重減少、浮腫、めまいなどの症候を有する患者さん
②診断の難しい症候を有する患者さんで、かかりつけ医の紹介状を有する患者さん
③複数の健康問題を抱え、かかりつけ医からの紹介状を持参する患者さん
などに対して十分な問診と身体診察により患者さんのニーズや問題点 の整理を行った上で、かかりつけ医と専門診療科と連携しながら問題解決を図ります。

総合診療科で行った診療やその後の専門科での治療経過、夜間救急外来受診症例について、専攻医、研修医、学生へのフィードバックのための症例カンファランスを行います。また、「総合診療科ゼミ」を定期開催し、地域医療や総合診療を目指す学生・研修医のみならず、臓器別専門医療を目指す上でも必要な“総合診療マインド”を涵養する機会としております。

主な研究テーマは、
①日常診療上の疑問や救急医療、高齢者医療、予防・健康増進に関わるテーマからリサーチクエスチョンを導き出し、臨床研究としてデザインし実践していきます。
②1例1例の経験を大切にし、症例報告としてまとめ発表していきます。