教育
HOME > 教育 > 学部紹介 > 歯学部講座紹介 > 生理学講座(病態生理学分野)

生理学講座 [病態生理学分野]

口腔領域の事象を全身的な観点から把握できるように、一般生理学と口腔生理学の両分野にまたがる知識を、講義・示説を通して学びます。また、一般生理学の知識を基にして口腔の機能を理解できるよう実習を通じて履修します。

講座・教室からひとこと

佐原資謹 教授

佐原資謹 教授

口腔というと、身体の中でかなり狭い領域に感じとられる人も多いかと思います。しかし、口腔の諸器官は私達が生きていく上で大きな役割を担っており、その機能は多彩です。口腔内の感覚の鋭敏さは日常経験するところであり、言葉を発し、消化管の入り口として食べ物を咀嚼し、味わい、唾液を分泌し、嚥下を行っています。生理学講座(病態生理学分野)は分子・細胞レベルから器官レベル、個体レベルまで口腔機能のメカニズムを追求しています。

講座・教室の基本理念

生理学は生命現象のメカニズムを研究する学問です。人体は細胞から構成され、細胞が集まって組織、器官が作られ、さらにそれらが構造的に統合されて人体となっています。生理学では人体のこれら各レベルでの正常な働きを講義しています。一般生理学と口腔生理学の両分野にまたがる知識を、講義・実習を通して学びます。一般生理学の知識を基にして口腔の機能を理解できるように、口腔の生理機能を理解することで臨床の場において的確な治療が可能となるように、また、口腔領域の事象を全身的な観点から把握できるように、カリキュラムが作られています。

主な研究内容および診療内容

口腔からの感覚情報が、どのように摂食・飲水、授乳などの社会性行動をひきおこすか、関与する神経回路網とその修飾機構を明らかにする研究を、電気生理学的手法(パッチクランプ法、スライスパッチ法)を中心に、イメージング法 (カルシウム、蛍光、fMRI)、組織化学染色法、細胞培養法、分子生物学的手法、遺伝子工学的手法、遺伝子改変マウスの行動解析などの手法を併用して行っています。
主なテーマは、

  1. 味覚、嗅覚およびフェロモンの受容メカニズムに関する研究
  2. 感覚器ならびにその中枢投射経路の発生・発達に関する研究
  3. 摂食・飲水、授乳、攻撃などの社会行動をひきおこす神経回路
    (扁桃体、視床下部、大脳基底核間の結合様式)に関する研究
  4. 唾液腺の水分泌に関わるアクアポリンチャンネルに関する研究